Central East Tokyo 2023

be in between

Contents
それぞれの間に在るかたちはどんなだろうか?
この作品の2つのコンクリートの塊の間に在るかたちは、この建物の階段に居場所を探しながらこの場所と関わり、様々な姿を見せる。
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この建物に入ると、街から建物に意識が移るが、階段を上りながら、窓を介して外を見ると街へと意識は傾く。街と繋がるようにも、一瞬途切れるようにも、上階が近づくに連れて、交互に現れるその2つの意識が徐々に強く交差していくように感じた。その後、外に出ると最初は意識していなかった窓の内側が気になりだした。上階へ進む行為とその体験、物理的なの変化が、建物の内外の関係、さらには私と街と大原第5ビルの間にもいくつものかたちを生じさせたのだった。

この建物においての階段は上下階や各戸を接続させるのはもちろん、建物と街との曖昧な境界という間(はざま)でもある。だが階段に置かれていく作品たちが、屋外から見えてきたり、建築が時代を重ねた様子を色濃く残す階段と手摺りの標になることでこの場所に介入した立体は、そもそもの階段の機能としての在り方とは別に、この場所の互いの関係に異なる様相をもたらしていく。作品と建物との間のかたちは、確実に他の在り方にも影響を与えながらこの場所の状況は変化し、連鎖していく。
この街の中でも、誰かと誰か、何かと何か、のようなミクロな関係からみえてくる無数の“かたち”は互いの間に在る“かたち”と影響し合いながら、この場所をかたちつくっていく。 街にある建物や人、それぞれの状況の移り変わり中で、互いに関わりそして繋がりながら様々なかたちは生まれ、それは今のこの街となるのだ。


Schedule
2023.Oct.23 - 2023.Nov.05 11:00 - 18:00


四方謙一
1983年京都生まれ。早稲田大学芸術学校で建築を学び、在学時より野老朝雄氏に師事する。幾何学や素材の特性、取り巻く環境の中で、主に彫刻やインスタレーション、写真などを制作する。様々なスケールで、自然、人、建物や都市、社会情勢などの関わりや繋がりを考察しながら、それぞれのかたちについて考えている。奥能登国際芸術際、UBEビエンナーレなど様々な地域の芸術際への出展、またMIYASHITA PARKの天井面に設置された大規模な作品、大阪国際空港の壁面6箇所に設置された作品群などの常設作品も多数手掛けている。
https://shikatakenichi.com/
https://www.instagram.com/shikatakenichi/


協力企業
株式会社かねよし


Map
大原第五ビル 3F-RF(階段室)
東京都中央区日本橋横山町4-10



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